IT業界で働くエンジニアはパソコンに向かって1人で黙々と仕事をするのだろうというイメージを抱いていると、会社に入ってからギャップに驚くことがあります。確かに、パソコンの前で仕事をする時間は長いですが、チームの中で頻繁に打ち合わせがあるのも事実です。社内研修や懇親会などもあり、人とのコミュニケーションが必要になります。コミュニケーションが苦手だという人は、入社してから苦労するかもしれません。

コミュニケーションは1つのスキルなので、トレーニングを積んで身につけることができます。コミュニケーションスキルを磨くための講座で、専門的なトレーニングを受けることもできます。また、会社にいる時でもオフの時でも、コミュニケーション力が高い人を観察して、そこからスキルを学ぶのもいい方法です。

入社してから感じるもう1つのギャップは、面接で聞いたのと違う仕事をさせられるということです。エンジニアとして採用されたにも関わらず営業の仕事を手伝わされ、営業の仕事がかなり増え、本来希望したポジションで働けなくなることもあります。

就業の場所やどんな業務に従事するかは、契約書に明記されているはずです。納得出来ない場合は契約書に基づき、改善を求めてみましょう。すぐに改善されなくても、割り当てられた仕事を誠実にこなすことで上司からも信頼され、自分の希望の仕事ができるようになるかもしれません。違う分野の仕事も自分のプラスになると考え、前向きに取り組むことが大事です。